不定愁訴とはどういう状態のことを言うの?

2024.12.20

不定愁訴とは、原因が明確ではないにもかかわらず、さまざまな身体的・精神的な不調や不快感を感じる状態のことをいいます。

不定愁訴は、これといった限定的な症状ではなく、さまざまな症状が起こります。その症状は、頭痛やめまい、動悸、疲労感、肩こり、腰痛などや、腹痛、下痢、便秘、手足のしびれなどの身体的な症状も現れます。精神的な症状には、イライラや、不安感、抑うつ感などもあります。

これらの症状があって辛いと感じ、病院で検査をしても特定の病気や異常が確認されない場合が多いのが不定愁訴です。そしてその症状や程度は、日によって変わることも少なくありません。

特定の病気や異常がなくても、辛い症状や不快感、不調が続くことで日常生活に支障をきたす場合もあります。

不定愁訴が起きる明確な理由は不明とされる場合が多いですが、精神的な緊張や不安によって自律神経が乱れ、自律神経系がうまく作用できなくなることや、気温の変化や生活リズムの乱れが影響することもあります。また、ホルモンバランスの変化が関係しているとも言われています。

不定愁訴は、特にストレスの多い現代社会では珍しい状態ではありませんが、病気などの異常がなく体調不良が続く場合は、リラックスできる時間を少しでも多くとることをおすすめします。

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